症例報告ブログ

ウサギ 不整咬合

・原因
短頭種(ネザーランドドワーフ)、ケージをかじる、外傷、不適切な食事内容などでおきます

・症状
涙が出る、くしゃみ、眼が飛び出す、ヨダレを垂らす、手がヨダレで汚れている、痩せている、食欲がない
おなかが張っているなど様々な症状が出ます

・診断
口腔内の目視、レントゲン検査、CT検査

・治療法
不整な切歯(前歯) 、臼歯(奥歯)の切削
当院では臼歯は麻酔下で、切歯は覚醒下で切削しています
どちらも一長一短です
ただ一度不整咬合になってしまうと完全に正しい歯の形にすることはできません
定期的に切削を行う必要があります
また食事内容でペレットが多すぎる場合が非常に多いです
ペレットは体重の1パーセントくらいで十分です
チモシーなどを常食として与えるようにしましょう

・症例
3歳齢
ロップイヤー
去勢オス

・主訴
ペットショップで歯が伸びすぎていると言われた

・治療経過
目視で確認すると上下切歯と上顎臼歯の過長を認めたため
沈静化で切歯と臼歯の切削を実施
その際臼歯の1本がぐらぐらしていたため抜歯した
その後1ヶ月に1回切歯の切削を無麻酔下で実施している

・写真
過長し抜歯した臼歯

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